メールマガジン:数字で見るイタリアの常識・非常識  (バックナンバー)
vol.26
【1】治安
【2】『ficcare il naso』
【3】Chiesa di S. Domenico (bologna)
【4】I mai visti
vol.27
【1】のんびりいこう
【2】『Ci siamo intesi?』
【3】Galleria dello Spedale degli Innocenti
【4】Befanaについて
vol.28
【1】バーゲン突入
【2】『a portata di mano』
【3】Cenacolo di Sant'Apollonia
【4】汐留め・トスカーナ庭園
vol.29

vol.30




vol.26
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vol.26 30.12.2003
毎週火曜日発行
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   ▽▲▽ INDEX ▽▲▽

  【1】今週のイタリアンな数字……治安
  【2】「とっさのイタリア語」……『ficcare il naso』
  【3】イタリア散歩……Chiesa di S. Domenico (bologna)
  【4】イタリアの今を遊ぶ……I mai visti
  【5】ご挨拶……
 
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【1】今週のイタリアンな数字
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   +-+-+ 治安 +-+-+

  25,5%
  フィレンツェに住んでいると、さほど身の危険を感じることもなく
  夜遅く映画の帰りや友達の家から一人で歩いて帰っても
  これまで一度だっていやな思いをしたことはありません。
  先日のクリスマスミサも一人で23:30過ぎに出かけていって
  家に帰ってきたのは2:00過ぎでしたが
  特に何もなかったし・・・。
  まぁ、いざとなったら闘えるという自負があるのも確かですが。

  しかし、イタリア人の25,5%に及ぶ人が
  「夜は怖いから一人で外出しない」と言っているそうです。
  12,2%の人は「一人で家にいるときにも不安である」と答えています。
  フィレンツェ市民は比較的無防備なのかしら??

  イタリアの20の州の中で最も治安が悪いとされるのはカンパーニャ州で
  38,9%の市民が「治安の悪さを実感」しているそうです。
  逆に一番治安がよいのは北イタリアのヴァル・ダオスタ州だそうで。

  イタリアの家を訪れたことがある人は
  扉自体か、もしくは扉についている鍵の数に
  びっくりした経験があるかもしれません。
  ものすごく頑丈な鍵が付いているか、たくさんの鍵が付いているか。
  因みにウチはいくつもの違う形の鍵穴がたくさん開いています。
  実際使える鍵は3つなんですけど、
  鍵穴の数だけ防犯の歴史が見えるような気がします。

  イタリア人の自宅の防犯。
  夜でも電気をつけたままにする(22,2%)
  装甲扉の設置(40,8%)
  施錠の強化(26,4%)
  扉や窓に鉄格子をつける(21,4%)
  防犯アラームの設置(16,0%)
  金庫の設置(13,5%)

  57,2%の女性が「引ったくり」が怖いと答えています。
  確かに最近はかばんの引ったくりも凶暴になっていますから
  街歩きの時には油断しないように気をつけましょう。
  物は盗まれても命だけは落とさないように。

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【2】「とっさのイタリア語」
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  住んでみると『とっさ』にナイスなイタリア語が出てこなくて
  苦労することもよくあるもので、
  後になって「あ、あの時こう言っておけばよかったよなぁ」なんて
  8年も暮らしていながら思ったりすることがあるわけです。
  普通の暮らしの中でオマタが思いついた単語を
  ひとつずつ紹介していくコーナー。


   ○●○第26回『ficcare il naso』「首を突っ込む」○●○

   『フィッカーレ・イル・ナーゾ』。
   ficcareは「押し込む」という意味の動詞。主語と時制に合わせて変形します。
   nasoは「鼻」。男性名詞単数形なので定冠詞ilをとります。
   これはそのまま直訳でもいいかと思いますが
   「鼻を突っ込む」では犬のようですね。
   日本語的には「他人事に首を突っ込む」ということですね。


 ある日のオマタと偽アンディの会話:
  偽アンディ「ジャンマルコがまた彼女と喧嘩したんだよ。」
  オマタ「あ、そう。いいじゃない、喧嘩するのも仲のいい証拠よ。」
  偽アンディ「いや、今度は雲行きがちょっと違うみたいだよ。」
  オマタ「どっちにしたって関係ないじゃない、二人のことなんだから。」
  偽アンディ「ちょっと様子を見に行ってこようか??」
  オマタ「Oh, Non ficcare il naso negli affari degli altri.」
  偽アンディ「でも・・・。」
    
  『ノン・フィッカーレ・イル・ナーゾ・ネリ・アッファーリ・デリ・アルトリ。』
  「他人のことに余計な口出ししなくていいから。」

*まぁ、おせっかいな人というのはどこにでもいますが
   他人の細々したことに首を突っ込むと後々ろくなことになりません。
   基本的には放っておいたほうがいいですよね。
   そう、Non ficcare il naso が基本です。
   因みにTi sei ficcato il progetto nella testa?のように
   「鼻」ではなく「頭」と組み合わせて使うと
   「頭に叩き込む」という意味になります。
   上記の文では「その企画ちゃんと頭に叩き込んだか?」という意味ですね。
   「鼻」と「頭」では随分意味が違います。間違えないようにしましょう。
         
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【3】イタリア散歩
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  このコーナーではオマタが気まぐれに選んで見に行く展覧会や教会・美術館
  もしくは旅行先での出来事をポツポツ書いていく予定。
  オマタの棲息地であるフィレンツェが中心になること必至。

  旅行のときの役に立てるかどうかは不明・・・。


  -*-*-*-Chiesa di S.Domenico サン・ドメニコ教会(ボローニャ)-*-*-*-

  フィレンツェが寒いなんて大騒ぎしていたこの時期に
  ちょっと北のボローニャに行く用事ができました。
  ボローニャの駅に降り立ったら言葉も出ないほど、寒かったです。
  フィレンツェの寒さなんか目じゃないほど
  身に染みる寒さがそこにはありました。
  フィレンツェから電車でたった1時間の距離なのに
  さすがにアペニン山脈を越えると急激な変化です。
  霧が濃い街でもあり、なんとなく空が重かったせいもあって
  寒さが一段と厳しく感じたのかもしれませんが。
  
  ボローニャの街は旧市街地を中心に広がっています。
  駅正面左手から伸びるVia dell'indipendenzaをまっすぐ行くと
  街の中心広場Piazza Maggioreに出ます。 
  たいていの見所もここから出発すれば徒歩10分くらいの範囲内に。
  ボローニャはポルティコと呼ばれる「アーケード」が発達した街で
  駅からこの広場までもアーケードが続き、
  ウィンドーショッピングしながら歩けば15分ほどで着きます。
  
  このマッジョーレ広場には市庁舎やポデスタ宮殿、
  レ・エンツォ宮殿などと共に、
  未完成のまま残された、どでかいサン・ペトローニオ教会があります。
  その左脇の道を抜けVia Farini(ファリーニ通り)に出たら
  さらに左に少しずれ、Piazza Cavour(カヴール広場)の先の
  Via Galibardi(ガリバルディ通り)を少し行ったところに
  サン・ドメニコ教会があります。
  1221年8月6日にボローニャで亡くなった同名の聖人を祀っていて
  教会内には「墓棺」もあります。
  これがL'Arca di San Domenicoと呼ばれる石棺で
  教会内部右身廊の中央あたりに置かれています。
  Nicola Pisano(ニコラ・ピザーノ)、
  Niccolo da Bari(ニッコロ・ダ・バーリ)とともに
  Michelangelo(ミケランジェロ)も製作に携わっています。
  
  棺の天辺には父なる神が左手に地球を抱えて立ち
  その足元にも一回り大きな地球が据え置かれています。
  そしてその下には地上の恵みを表すフルーツと
  空を表す二人のキューピッド、海を表す8匹のイルカ。
  さらにその少し下に磔刑後のイエス・キリスト(ピエタ)と
  それを挟んで二人の天使(左が受胎告知の天使で右は受難の天使)、
  この二体の天使はミケランジェロの作品といわれています。
  それから4人の福音書記者がそれぞれ四隅に置かれています。
  その下には前面4体・背面4体、計8体の彫像。
  これはそれぞれボローニャの守護聖人を表していて
  このうちの聖ペトローニオと聖プローコロもミケランジェロ作。
  そして石棺そのものをぐるりと囲んで彫刻が施され
  それぞれにサン・ドメニコの生涯の重要なシーンを描いています。

  非常に調和のとれたコンパクトな作品。
  ほぼ10年ぶりに訪れたボローニャの街で
  オマタがこれだけは見ておきたかったというモノです。
  
Chiesa di San Domenico
Piazza San Domenico
開館時間:7:00-12:00,15:30-19:00(平日)
      8:00-13:00,15:30-19:00(祝祭日)

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【4】イタリアの今を遊ぶ
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  このコーナーではオマタがそこらへんで収集したイタリアの情報を紹介。

   ○●○第二十六回○●○

 ウフィツィ美術館の横にある王立郵便局跡でまた新しい展示が始まっています。
 クリスマスイベントの一環として始められたものですが
 会期は2月いっぱいと長く設定されています。
 展示される作品は25点ほど。
 中にはBeccafumiの「聖家族」、Tizianoの「教皇シスト4世の肖像」、
 Canalettoの「ヴェネツィア・ドゥカーレ宮の眺め」なども含まれます。
 
 またこうした歴史的絵画作品のほかに
 現代美術作家二人の作品も展示され華を添えています。
 Mimmo Paladinoの「自画像」とIgor Mitorajの「ダブル・ポートレイト」。

 ウフィツィ美術館見学のついでにいかがですか?

インフォメーション
I mai visti
会期:2003年12月19日から2004年2月28日まで
会場:Sala delle Reali Poste degli Uffizi
開館時間:11:00-17:00 (月曜休み)
入場料:無料
Tel:055-23885
  
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【5】ご挨拶
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  とっさのイタリア語では『こんなときどういうの?』という
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  2003年も終わりですね。
  皆さんにとって、どんな一年でしたか?
  私は本厄年ということに捕らわれすぎて空回りした一年でした。
  この反省を元に2004年はパワフルに前進します。
  辛いことも悲しいことも人生だからあって当然。
  でもそれを踏まえても朝の日差しに微笑むことができるように
  常に前向きな心でいられたらいいですね。
  毎日のほんの小さな出来事の中に
  人生を考えるためのいろいろな事が隠されています。
  それを一つ一つ発見できたら素敵だと思いませんか?
  よいお年をお迎えください!
  このメルマガはお休みなしで次週1月6日にまたお目にかかります!
  
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vol.27
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vol.27 06.01.2004
毎週火曜日発行
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  【1】今週のイタリアンな数字……のんびりいこう
  【2】「とっさのイタリア語」……『Ci siamo intesi?』
  【3】イタリア散歩……Galleria dello Spedale degli Innocenti
  【4】イタリアの今を遊ぶ……Befanaについて
  【5】ご挨拶……
 
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【1】今週のイタリアンな数字
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   +-+-+ のんびりいこう +-+-+

  62,4%
  イタリア人の62,4%が
  自分の「生活のリズム」に満足していないのだそうです。
  日本の社会できっちり暮らしている日本社会人にしてみれば
  イタリア人の気侭な生活リズムなんて
  うらやましい限りだと思うのですが。
  
  イタリア人にも悩みはあるわけですね。
  彼らが約束の時間通りに来ることは奇跡に近いのは
  有名な話ですよね。イタリア人は時間にルーズという認識。
  そして、いつも楽しげで、
  仕事中も私用電話をかけまくり
  お腹が空いたら、自分の前にお客が列を作っていようと
  お構いなしに同僚と連れ立ってバールに行ってしまったり
  やれ、甥っ子が目の手術だ、おばあちゃんが風邪ひいた、子供の学芸会だと
  何かにつけて理由をつけては、有給休暇をフルに活用し
  有給がなくたって休んじゃったりするのに。
  彼らは彼らなりに「生活リズム」によるストレスに苦しんでいるのです。
  家族・仕事・社会。
  この間を彷徨いながらイタリア人の生活リズムは
  彼らが望まないような限界ぎりぎりまで
  引き揚げられているということらしいです。

  そんなイタリア人の2004年の「夢」のトップに上がってくるのは
  「日常生活のシンプル化」、そして
  シンプル化によって生まれる余剰の時間を「自分のために」、
  特に「ボーっとするために使う」ことだそうで。
  それをなんとしてでも実現してしまうのが
  イタリア人・イタリア社会なんですよね。
  この辺はすごいパワーをもって対処しますから。
  
  イタリア人に限らずいえることですが、
  時間が足りないから「時間がない」わけじゃないんですよね。
  時間の使い方を間違っているから「時間がない」ように感じるのです。
  年の初めだし、
  もう一度自分のリズムを見直してみるのもいいかもしれませんね。
  必要なものだけを残して、あとは切り捨てることも時には必要です。

  私も2003年は行動に無駄が多かったので
  今年はあまりあちこち首を突っ込まず、
  必要なものを見極めて
  すっきりした生活をしていこうと思ってます。
  
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【2】「とっさのイタリア語」
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  住んでみると『とっさ』にナイスなイタリア語が出てこなくて
  苦労することもよくあるもので、
  後になって「あ、あの時こう言っておけばよかったよなぁ」なんて
  8年も暮らしていながら思ったりすることがあるわけです。
  普通の暮らしの中でオマタが思いついた単語を
  ひとつずつ紹介していくコーナー。


   ○●○第27回『ci siamo intesi?』「いいよね?」○●○

   『チ・スィアーモ・インテージ?』。
   intesiはintendereという動詞の過去分詞形intesoの複数形。
   intendereでは「理解する」、intendersiでは「合意する・理解しあう」の意。
   ciはこのフレーズの主述部であるintendersiのsiの部分が
   一人称複数形になっているもの。無理に訳せば「我々同士が」ということ。
   siamoはessere動詞の一人称複数形現在。「〜である」の意。
   「我々二人は理解しあっているよね」が直訳。
   「同感だよね?、いいよね?」という意味で使います。      

 ある日の偽アンディと友人マッテオの息子チビ・マッテオの会話:
  偽アンディ「今日は僕らと一緒に夕方まで過ごすんだよ。」
  チビ・マッテオ「ママのところに帰るぅ。」
  偽アンディ「パパとママは大事な用事でお出かけだからな。聞いてるだろ?」
  チビ・マッテオ「いやだぁ、家に帰るぅ。」
  偽アンディ「だめだよ、今は帰れない。さて、ピザきたよ。食べよう。」
  チビ・マッテオ「いやだぁ、家に帰るぅ。こんなピザ頼んでなぁい。」
  偽アンディ「小さく切ってやるから、さぁ、食べるぞ。」
  チビ・マッテオ「うびゃぁぁぁ。いやだぁぁ。」
  偽アンディ「さぁ、いい子にしようぜ。
        これ食べたら、あとで一緒にサッカーやるって約束したじゃん。
        あんまりわがままするなよ。Ci siamo intesi ?」
  
  『チ・スィアーモ・インテージ?』
  「いいよな?」

*「わかっているよな?」という感じの「いいよな」です。
   俺とお前は分かり合っているだろう?っていう確認みたいな。
   子供に言い聞かせるときには頭ごなしに言うよりも
   お互いの立場と権利を認め合ってci siamo intesi?が実は最良の解決策。
   Intesi!!と使うと「了解!!」の意味になります。

        
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【3】イタリア散歩
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  -*-*-*-Galleria dello Spedale degli Innocenti 
                  捨て子養育院付属美術館-*-*-*-

  ドゥオーモから歩いて5分のところにある
  SS.Annunziata(サンティッシマ・アンヌンツィアータ)広場。
  ドゥオーモからアクセスすると
  この広場の右手にきれいなアーケードの大きな建物。
  捨て子養育院と訳されるこの建物は
  1400年代半ばから1800年代まで孤児院として機能してきました。
  現在は一部を美術館として公開しています。
  1月6日のEpifania(エピファニア・公現祭)を前に
  一日だけの特別公開があって入場無料&無料ガイド付きでした。
  (通常はガイドなしですが見学できます)
    
  Brunelleschi(ブルネッレスキ)によって
  1421年から1434年にかけて設計・建築された
  古典様式を尊重したルネッサンス建築の代表的な建物。
  外部アーケードはコリント様式の柱とアーチの重複。
  この柱の間隔と壁までの距離は柱の高さと等しく、
  つまりひとつのアーチの中は一種の立方形になっているそう。
  柱はPietra serena(ピエトラ・セレーナ)と呼ばれるグレーの硬い石で
  1400年代以降はフィレンツェの公共の建物の建築に好んで使われた石。
  この石のグレーと漆喰の白の織り成すトーンは
  ブルネッレスキが生み出したもので、当時は非常に斬新だったのです。
  アーケードが完成したときには丸い穴が開いているようだった部分に
  のちにAndrea della Robbia(アンドレア・デッラ・ロッビア)作の
  彩色テラコッタがはめられました。
  テラコッタのテーマは捨て子養育院の紋でもある
  「布で巻かれた子供」ですが、それぞれ一つづつ微妙に違っています。
  
  Innocentiは「潔癖な」という意味の形容詞でもあり
  「幼児、捨て子」という意味の名詞でもあります。
  こうした孤児院を出た子供たちは苗字にInnnocentiを名乗りました。
  今でもイタリアの苗字としてインノチェンティさんというのがありますが
  先祖の出自に孤児院出身の人がいた可能性があります。
  (同じくScalaというのも孤児院出の苗字でした。)
  
  美術館の目玉はGhirlandaio(ギルランダイオ)の「東方三博士の礼拝」。
  公現祭にまつわるテーマです。
  バルダザール、ガスパレ、メルキオルの三人が
  神の子の誕生を知らされて、はるばるイエスキリストに会いにくる話。
  この作品の左奥に描かれる城壁に囲まれた街は、実はローマ。
  よく見るとコロッセオやトライヤヌス帝の柱などが見られます。
  その前で繰り広げられるのは「幼児虐殺」のシーン。
  La strage degli Innocentiと題されるテーマ。
  これをうけて一番前でイエスキリストの前にひざまずいている天使も
  傷を負った姿で描かれています。
  「幼児虐殺」シーンの前にはギルランダイオの自画像と
  この作品が書かれた時代の養育院の責任者が描きこまれています。
  中央にはもちろん聖母マリアと抱かれた幼子イエス。
  その後ろに黒い服を着た男性が二人小さく描かれていますが、
  これは養育院で育ち、成人してからも子供たちの面倒を見るために
  施設内に残って働いていた人の姿です。
  この作品がこの養育院のために描かれたという証拠が
  あちこちに残っていて、けっこう面白い作品です。
  
  
  Istituo degli Innocenti
  Piazza della SS.Annunziata, 1
  開館時間:8:30-14:00(平日)
       8:00-13:00(祝祭日)
       水曜定休
  入場料:2,00ユーロ

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【4】イタリアの今を遊ぶ
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   ○●○第二十七回○●○

 Natale(ナターレ)から12日目にあたる
 1月6日はEpifania(エピファニア)で
 イタリアではこの日までクリスマス休暇という人も多いです。

 イタリアの伝統ではエピファニアの夜には
 各家の暖炉の煙突から
 Befana(ベファーナ)がやってくることになっています。
 この暖炉の煙突というのはサンタさんも入ってくるわけですが、
 大地と天を繋ぐ通路と考えられているようです。
 
 ベファーナはワシ鼻の、けっこう強面のおばあさんで、
 煙突からやってきて二種類の贈り物を靴下の中に置いていきます。
 Buoni(ブオーニ)は巡り来る新しい季節の良い兆しを象徴し、
 甘いお菓子だったり、ドライイチジクだったり。
 Carboni(カルボーニ)は過去の名残を象徴しているとかで
 炭、たまねぎ、栗、ジャガイモ、りんご、くるみ、ヘーゼルナッツなど。
    
 昔は(今もやっている人いるのだろうか??)
 「ベファーナはちょこっとカルボーニをもってきた。
  なぜなら僕らはちょっと悪い子だったから。
  でもちょこっとブオーニもおいてった。
  なぜならこれからいい子にしなくちゃいけないからさ。」って
 歌いながら子供たちは贈り物をひもといたそうです。
 BuoniとCarboniにはそういう意味合いがこめられているわけですね。
  
 なぜ靴下に入れるのかというと、
 これは適当に選んだわけでも、サンタさんの真似をしたわけでもなく
 翌年の歩み(つまり生活)と仕事に立ち向かうという意味が
 靴下にこめられているからなのだそうです。
 そして基本的にはウールのものを用意するんだそうです。

 ベファーナは火の番人の女神のイメージも併せもっています。
 火を使うのは家庭の中でも聖なる領域と考えられ、
 彼女が暖炉の煙突からやってくるのもこれに関係しているのですね。
 そしてベファーナに不可欠の「ほうき」で
 煙突をさっと一拭きしてきれいにし、
 各家庭に明るさをプレゼントするということらしいです。

 最近はカルボーニ(炭)をかたどったお菓子も売られるほどで
 どっちにしても子供には「お菓子」が贈られることになるようですね。
 本当に炭が入っていたらかなりショックだろうし・・・。

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【5】ご挨拶
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  のんびりいきましょうということで。
  新年早々、時間的なストレスを感じてはいませんか?
  一日の中でストレスを感じない時間を選んで
  静かな空間で一人ゆったりといすに座ってみます。
  このとき腕時計ははずしておきます。
  でもすぐに時間を確認できるところに時計をおいておきます。
  そして目を閉じ、呼吸のリズムだけを意識するようにします。
  その状態でできるだけ長く目を閉じています。
  もう充分「長い」と感じたら目を開けて時間を確認。
  ここまでするだけでも十分リラックスできます。
  時間を確認してみたら一分未満だったのに
  すごく長い時間が経ったように感じた人は
  少し人生急ぎすぎているかも。
  あなたはどうでした?
    
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【1】今週のイタリアンな数字
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   +-+-+ バーゲン突入 +-+-+

11,500,000,000ユーロ

  Saldiという貼り紙が街のあちこちのお店のショーウィンドーに踊り
  大消費の季節がやってきました。
  しかし、数年前の気の狂ったようなバーゲンの様相は
もはや姿を消しました。
  当時はバーゲン開始初日には
  有名ブランド店などでは朝から列を作って入店を待つ人が出たほどです。
  最近はそんなことはなくなりました。
  その理由の一つには「お得意様」なら
  電話一本でもバーゲン品の予約ができるようになったからでしょう。
  私の友人でもクリスマスから年末にかけて
  お気に入りのブティックに足繁く通い、
  狙いの品がバーゲンになるのかどうかを確認し
  価格も確認して予約してきたというツワモノがいます。
  まぁもちつもたれつなんですね、この世の中は。
 
  冒頭の数字115億ユーロというのはこの冬のバーゲンに
  イタリア中でバーゲン品として出される商品の総額です。
  これが全部売り切れるというわけではないでしょうけれど
  相当なお金が動くのは間違いないですね。

  2003年のクリスマスの売り上げが思ったほど伸びなかった
  という現状を踏まえて
  このバーゲンにかける各店の意気込みはかなりのもののようです。
  この時期イタリア旅行に来る方はバーゲン資金も用意して
  いい品を手頃な価格でゲットするのもいいかもしれませんね。
  
  バーゲンは街ごとに開始日・終了日が決められています。
  フィレンツェは1月7日から3月7日まで。
  遅くとも1月15日にはイタリア中のどこの街も
  バーゲンに突入することになります。
  早いところでは2月初めで終わるところもありますし、
  3月いっぱいまでずるずると安売りを続ける街もあります。
  
  その他バーゲンにまつわる数字をいくつか。
  北イタリアの今冬バーゲン平均出費 210,00ユーロ見込み
  (中部イタリアは170,00ユーロ、南イタリアは130,00ユーロ)
  イタリア国内で160,000軒のお店がバーゲン実施
  
  ユーロ高はイタリア人の生計も実はじわじわと圧迫中。
  みんなシビアな台所事情ですが、
  だからこそ、この時期には
  アンテナ張り巡らせていい買い物をしようと躍起になっています。
  
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【2】「とっさのイタリア語」
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  住んでみると『とっさ』にナイスなイタリア語が出てこなくて
  苦労することもよくあるもので、
  後になって「あ、あの時こう言っておけばよかったよなぁ」なんて
  8年も暮らしていながら思ったりすることがあるわけです。
  普通の暮らしの中でオマタが思いついた単語を
  ひとつずつ紹介していくコーナー。


   ○●○第28回『a portata di mano』「手が届く!」○●○

   『ア・ポルタータ・ディ・マーノ』。
   aは良く使われる前置詞でここでは「〜に」という感じ。
   portataは女性名詞で「射程距離、許容範囲」を意味します。
diも良く使われる前置詞で「〜の」。
   manoはoで終わっていますが女性名詞。定冠詞はlaです。
   複数形になるとle maniと変化し、例外の一つ。
   portataの前に定冠詞をつけて
   alla portata di mano ということもあります。
   「手の許容範囲にある」ということで「手が届く」。
   
         

 ある日のオマタと友人ミケーラの会話:
  オマタ「いよいよ、バーゲン始まったねぇ。」
  ミケーラ「あら、何か買いたいものでもあった?」
  オマタ「いや、どうしてもっていうのはないけど。ミケーラは?」
  ミケーラ「お互い贅沢はできない状況でしょ!」
  オマタ「そうなんだけどさ。バーゲンじゃない。」
  ミケーラ「Eh, vuoi dire che i sogni sono a portata di nostra mano ?」
  オマタ「まぁ、いってみればそんなところかな。」
  ミケーラ「まだまだ値は落ちる!それまで待つわよ、私は!」
  
  
  『エェ、ヴォイ・ディーレ・ケ・
   イ・ソーニ・ソノ・ア・ポルタータ・ディ・ノストラ・マーノ?』
  「ははぁ、夢は我々の手の届くところにあるっていいたいのね?」

*日本でも薬には「お子様の手の届かないところに保管してください」と
   注意書きがついていますよね。イタリアでも同じです。
   その場合にもこのportataを使います。
   Tenere il medicinale fuori dalla portata dei bambimi.
   このようにmanoをつけずに使うこともしばしばあります。
   その場合は「脳みその許容範囲」であれば
   「理解の及ぶ範囲に」という感じになり
   「お財布の許容範囲」であれば「買える」という感じになります。
   薬の場合は「手」だけではなく
   子供の「口」やらなにやらから遠ざけておくことを
   踏まえたうえでこういう表現になっているものと思われます。
   その他には例えば
   La spiegazione del Profossore era alla portata di
   titti studenti presenti.
「その教授の説明は、出席している学生全員に理解可能だった」
   のようにも使われます。

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【3】イタリア散歩
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  このコーナーではオマタが気まぐれに選んで見に行く展覧会や教会・美術館
  もしくは旅行先での出来事をポツポツ書いていく予定。
  オマタの棲息地であるフィレンツェが中心になること必至。

  旅行のときの役に立てるかどうかは不明・・・。


  -*-*-*-Cenacolo di Sant'Apollonia
           サンタ・ポローニャの最後の晩餐-*-*-*-

  「最後の晩餐」というとミラノの
  サンタ・マリア・デッレ・グラツィア教会の
  レオナルド・ダ・ヴィンチの作品が有名ですが、
  フィレンツェにはその前の時代に描かれた
  いくつかの傑作といえる「最後の晩餐」があります。
  
  Piazza San Marco(サン・マルコ広場)から
  Piazza Indipendenza(インディペンデンツァ広場)につながる道、
  Via 27 Aprile(ヴェンティセッテ・アプリーレ通り)には
  のっぺっらな建物の壁に何の変哲もない入り口があり
  その内部には昔のベネディクト会派サンタ・ポローニャ修道院の大食堂が。
  この修道院食堂はフィレンツェ初のルネッサンス様式の食堂といわれます。
  1445年頃に建てられたもので、
  壁は全面がフレスコ画で飾られていたそうですが
  残念なことに長い間放置され、
  1860年になってようやく一面だけが「発見」されました。
  その壁にAndrea del Castagno(アンドレア・デル・カスターニョ)の
  フレスコ画「最後の晩餐」が残されています。
  一時はPaolo Uccello(パオロ・ウッチェッロ)の
  作品といわれたこともあります。
  アンドレア・デル・カスターニョの作品はしばしば
  パオロ・ウッチェッロの作品と混同されますね。
  
  昔訪れたときには呼び鈴を押してしばらく待ち
  中から開けてもらう仕組みだった記憶があるのですが
  今は扉は押せば開くようになっていて自由に出入りができます。
  入るとすぐに受付があり、
  訪問者帳に記帳を済ませるとおもむろに英語の注意書きを見せられます。
  「飲食禁止・写真撮影禁止」などなど。
  うなずくと奥の部屋に通してもらえます。
  控えの間に当たるかと思う部屋には
  アンドレア・デル・カスターニョが師事したといわれる
  Paolo Schiavo(パオロ・スキアーヴォ)の作品がいくつか飾られています。
  これを見ると師匠を凌ぐ実力であったことは一目瞭然です。
  
  「最後の晩餐」のテーマはどれも似たような感じで描かれます。
  自分を裏切るものがこの中にいるのだということをイエスが暴露するシーン。
  長いテーブルを前にイエス・キリストを中心に十二使徒が食卓を囲んでいます。
  裏切り者ユダはたいていテーブルのこちら側に描かれます。
  カスターニョの作品でも同じです。
  この作品で特徴的なのは
  イエスを初め十二使徒が随分浅黒く深刻な顔つきで
  なんとなく気味悪い(といっては何ですが…)こと。
  テーブルの後ろの壁に「偽造大理石」が丹念に書き込まれていること。
  そして最後の晩餐のシーンの上には
  キリストの受難と復活の三シーンが描かれています。
  この部分は一度白塗りされていたようですが修復されました。 
  一番左が復活後のイエスキリスト。
  真ん中が十字架磔刑。右は石棺に収められるイエス。
  この上層部の三シーンを分けるように窓が開けられていますが
  これは本物の窓で、下層部の晩餐シーンから
  非常に自然な流れで上層部へ目線が流れるように工夫されています。
  聖人の足元にはそれぞれの名前がラテン文字でふられていますが
  聖アンドレアだけは「聖」を表すSの文字が省かれています。
  自分と同名の聖人にsantoをつけるのは憚られたのでしょうか。

  Andrea del Castagno(アンドレア・デル・カスターニョ)
  生年は1419年とも1421年ともいわれ不明。
  1457年にペストによりフィレンツェに没。
  画家としての才能をベルナルデット・デ・メディチによって見初められ
  絵画技術習得のためにフィレンツェに連れてこられます。
  Polo schiavo, Masaccio, Filippo Lippi, Paolo Uccelloなどに師事。
  1440年にPalazzo Podesta(ポデスタ宮殿)の
  正面ファサードの装飾を手がけ一躍有名になります。
  その後ヴェネツィアにも渡り、フィレンツェに戻ってから
  最後の晩餐などの作品を残しています。   
  
  Cenacolo di Sant'Apollonia
  Via XXVII Aprile 1
sala dell'ex-refettorio del convento di S. Apollonia
開館時間:8:15-13:50
       平日
       第二・四日曜日と第一・三・五月曜日
  入場料:無料

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【4】イタリアの今を遊ぶ
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  このコーナーではオマタがそこらへんで収集したイタリアの情報を紹介。

   ○●○第二十八回○●○

 汐留めの新開発エリアに昨年秋にオープンした「トスカーナ庭園」。
 足を運んだ方もいらっしゃるかもしれません。
 それについての話題はこれまでイタリアで聞くこともなかったのですが
 先日、それに関連した記事を見つけました。
 記事はもちろん好意的なもので、
 日本ではおそらく話題にならなかったであろう
 「裏の苦労話」に触れていました。
 
 たとえば。
 トスカーナ庭園では劇場の幕のような役目を果たす生垣が欠かせません。
 基本的にはアロエやツゲなどの常緑樹を使い
 高さは2メートル半に及ぶものもあり
 そのところどころに窪みを作って彫像を置いたりします。
 東京のトスカーナ庭園では「警備上の理由」から生垣は低くされ
 月桂樹も手入れの問題から排除されたとか。
 
 またGhiaia(砂利)を敷くところをやはり「警備上の理由」で
 ちょっと粒の大きめな砂に置き換えられたのだそうです。
 小石でも生垣の影などから人に投げつければ
 武器になりかねないという見解のようですが
 日本ってそんなに怖いところになってしまったんでしょうか・・・。
 
 イタリアで見かける庭園によく置かれている「四季」の彫像に加えて
 汐留のトスカーナ庭園には「ミロのヴィーナス」と
 ボッティチェッリの絵画作品からおこされた彫像が置かれているそうで。
 わかりやすいイタリア解釈のためにはこれも仕方ないことだと
 イタリア側では寛容に受け止めているようです。
 
 663,000ユーロをかけて作られたというこの庭園は2200平方メートルの広さで
 フィレンツェ郊外のインプルネータのテラコッタ、ピエトラサンタの彫刻、
 カッラーラの大理石が使われているそうです。
 汐留めのビル街のオアシスといわれているようですね。
 のんびり散歩はいかがですか?


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【5】ご挨拶
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  いつもご購読ありがとうございます。
  とっさのイタリア語では『こんなときどういうの?』という
  リクエストも随時受け付けておりますので、お気軽にメールくださいね。
  その他ご意見・ご要望も以下のアドレスで受け付けています。
                   albero4neo@firenze.net

  イタリアの街中にはとんでもない壮大な芸術作品ともいえるような
  いたずらがきが突然完成していたりしてびっくりします。
  最近気になるのは、フィレンツェの街中のあちこちに貼り付けられた
  くねくね赤矢印シール。
  ゴミ箱から電話ボックス・壁ところかまわず貼り付けてあるんです。
  貼り付けたのは誰でしょう。作者は一人じゃないよねぇ…。
  それにしてもご苦労なことです、寒いのに。    
  
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 【発行者】ALBERO4 オマタ albero4neo@firenze.net 
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