Loggia di Bigallo
ビガッロの開廊
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建築家Alberto Arnoldi(アルベルト・アルノルディ)作。
ドゥオーモ前のちょうどカルツァイオーリ通りの角にある建物
1352年から1358年にかけて建てられました
開廊外部は二面を大きなアーチで支えられたていますが
これは1697年に一度は孤児院施設拡張のために塞がれたものを
1800年代終わりに再び開廊としてあけた時からこの形
もともとはフィレンツェの貧民・窮民救済に尽力していた
慈善団体・ミゼリコルディア大信徒会が使っていた建物です

その後1425年にビガッロ隊という
孤児救済の宗教団体に引き継がれています
この時代になると
この開廊には肉親を探している
捨て子や迷子の子供たちを並べて顔見せをし
血縁者が子供の顔を認識して
家に連れ帰ることができるようなシステムをとっていたといいます
フィレンツェの観光のメッカ
ドゥオーモの真ん前にあるというのに
なぜかあまり有名でないこの建物
よく見ると凝ったデザインの装飾が施されていて
外観もとてもきれいです
普段はこの回廊の前では
観光用の馬車引きの馬が
その出番を待っています
お食事中のこともよくあります
開廊を洗礼堂方面から見た図 開廊下部のデコレーション 開廊右手の小さな入り口がたまに開いて
内部の美術館に入ることができます
開廊上部のアーチ
ニッキアのなかには
美徳や聖人を表す彫刻が
建物脇の白い壁ににつけられた穴
こんなところも妙に装飾的

上部の嵌め石には
かつてそこが
孤児院施設であったことを示す表示が




Museo del Bigallo
ビガッロ美術館
たまにしか開館しない美術館
収蔵する作品数は少ないのですが
色々と珍しいものもあります
その昔水かワインを入れていたと思われる壺
蛇口がお茶目なのですが
←この写真ではみにくいですね
Desiderio da Settignano
(デジデリオ・ダ・セッティニャーノ)の作品
Altroviti(アルトロヴィーティ)家の紋章が中央に
Niccolo di Pietro Gerini
(ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニ)と
Ambrogio di Baldese
(アンブロージョ・ディ・バルデーゼ)の作品
「肉親に子供を引き渡す」の図
宗教団体だったビガッロ隊の紋章は
Gallo(ガッロ)と十字架


建物のあちこちで見かけます
←木製扉に彫りこまれた紋章→


その木製扉の上の石に彫りこまれた紋章↓
美術館の出口の扉の上には
ここがかつては
ビガッロ隊のものであったことを示す名残が
Sala dei Capitani di Bigallo
上の扉を出ると
洗礼堂の南扉の前に出ます↓
ビガッロの回廊方面から望むドゥオーモ 洗礼堂南扉